
建設業ではいま、担い手確保や長時間労働の是正に向けて、現場で働く人が安心して働き続けられる環境づくりが大きなテーマとなっています。
このたび、新聞記事において、関東地方整備局が「公共工事発注者の心得」に、週休2日や多様な働き方に関する内容を追記したことが紹介されました。
建設業の働き方改革というと、施工会社側の努力だけが注目されがちですが、実際には、発注者・元請・下請・協力会社が同じ方向を向かなければ、現場で無理のない働き方を実現することはできません。
関東地方整備局が公開している資料「建設業にも『週休2日』を! 働きやすい職場環境づくりを進めましょう」では、元請企業から下請企業まで、猛暑や雪などの天候、施工環境を考慮した柔軟な働き方に留意することが示されています。
また、週休2日の推進にあたっては、単に「休みを増やす」ということだけではなく、適正な工期設定、積算の改善、書類の削減・統一化、ウィークリースタンスの徹底など、現場を支える仕組みづくりも重要とされています。
建設現場では、天候、資材の納期、地域条件、協力会社との工程調整など、さまざまな要素が複雑に関係します。そのため、週休2日や多様な働き方を実現するには、現場だけに負担を寄せるのではなく、発注段階から無理のない工程や条件を整えることが欠かせません。
今回の取組は、建設会社にとって単なる制度変更ではなく、業界全体をより働きやすく、持続可能なものにしていくための大切な一歩だと感じます。
株式会社大須賀工務店においても、公共工事・民間工事を問わず、安全で質の高い施工を行うためには、現場で働く人の健康、休息、働きやすさを大切にすることが重要だと考えています。
一方で、実務上は、週休2日の確保に伴う工程調整、協力会社との段取り、資材手配、書類対応など、解決すべき課題もあります。だからこそ、制度の趣旨を理解したうえで、発注者、施工者、協力会社が連携し、現場で実行可能な形に落とし込んでいくことが大切です。
建設業は、地域の道路、上下水道、河川、公共施設、住宅、事業所など、暮らしや産業を支える大切な仕事です。
その仕事を将来にわたって守っていくためにも、若い世代が「建設業で働きたい」と思える環境づくりが欠かせません。
株式会社大須賀工務店では、今後もこうした業界全体の動きを踏まえながら、地域に根ざした建設会社として、働きやすい職場環境づくりと、安心・安全な施工の両立に取り組んでまいります。
参考
・関東地方整備局「建設業にも『週休2日』を! 働きやすい職場環境づくりを進めましょう」
・関東地方整備局「公共工事発注者の心得」
